解答の書き方

解答の書き方を見てると思わず修正したくなる解答があります。
一時期「東大合格者のノートは必ず美しい」という本がありましたが、あれが論じているテクは全く外れていると思います。
数学においては、ノートを取るよりも考え方を理解する事の方が大切ですし、
なにより解答を自分で作る力が問われます。
 
数学においてどういう解答を作ればいいでしょうか?
簡単な問題を例にとって、悪い例といい例を挙げたいと思います。
標準問題精講 85ページより
 
まずはダメな例

赤で書かれた所がダメな所です。
1、解答が横に書かれています。
イコールを縦に揃えて書くのが基本です。このように横に続けて書いた場合、計算ミスをする割合が多くなりがちです。
 
2、途中の計算を横に書いている。
途中の計算を横に書いたり、上の空いた蘭に書いたりする人が多いです。
途中計算も通常の式の中に入れましょう。計算ミスの元です。
 
3、変な所に解答を書く。
解答は最後に書きましょう。この計算量だとまだ答えの場所を見つけやすいですが、
もっと複雑な計算になった場合や、1番の答えを2番で使うような問題のときは見つけにくい所に答えを書くと
それだけでタイムロスしてしまいます。
解答は一番下に書く!
 
続いていい例

今度は赤が書かれたところはいい所です。
1、図を書く
どんな簡単な問題でも最初に図を書くようにしてください。
正確な図を書く必要はありません。考えの手助けになるような図が書ければいいです。
 
2、解答は一直線に下へ
先ほどの悪い例と違って今度は解答が一直線に下へ向かっています。
解答を書くときは横ではなく縦に書いてください。
その際、イコールの位置はなるべく揃えてください。
 
そして一番大切な事はノートは贅沢に使う事です。
地球環境?知った事じゃありません。
あなたが賢くなる為にはノートは贅沢に使ってください。
賢くなってCO2をあまり排出しないノートを作る方が遥かに地球に優しいです。
またノートの字は丁寧に書く必要はありません。
自分が読めるギリギリの字でいいです。他人に見せる訳ではないですから。
数学であれば罫線を無視してもいいです。
今回は罫線の入ったルーズリーフを使いましたが、これは経費の関係です(笑)
数学は白紙のノートを使う方がいいと思います。白紙の方が自由度が高く逆にきれいに書けます。