学問のすゝめ

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
福澤 諭吉
筑摩書房
売り上げランキング: 340

学問のすゝめを読んだ事ありますか?
天は人の上に人を作らずのフレーズを知っている人は居るでしょうが、
実際に学問のすゝめをすべて読んだ人はいないと思います。
原文はほとんど漢文のような文体で書かれていますので現代の人間にとってとても読みにくいものですが、
現代語訳なら誰にでも読める文章になっています。
 
「天は人の上に人を作らず」とは人類は平等という意味で書かれたのでは無いのです。
学問のすゝめは明治初期に、当時の若者に対して福沢先生が勉強の大切さをお説きになったもので、
当時の大ベストセラーになりました。16歳前後の人に読んでもらいたいです。
勉強しなければどうなるか。
収入が低くなるだけでなく、国全体の気風としてどうなってしまうのかまでか書かれています。
まるで福沢先生は今の日本を予言していたようです。
 
全部で17編からなり、各編独立した内容になっていますので、途中から読んでも大丈夫です。
学問だけに留まらず、この時代にしては先進的に男女平等を謳っていたり、
生きていく上で何を目指せば良いのか、そのヒントになる事まで書かれています。
 
本当に明治初期に書かれた本なのかと疑いたくなる無いようです。
いかに福沢先生が先進的な考えを持っていたのかがよく分かります。
4時間あれば読み切れるのでちょっとした空き時間に読んでみてください。
あなたの人生のスパイスになるはずです。