本番に弱い人

あなたは本番に強いですか?本番に弱いですか?
スポーツや受験で、いざ本番となったとき、本来の力を出し切れないと悔やみ切れないですね。
80点は取れるぐらい勉強したのに、本番では緊張して60点しかとれなかった。
そういう経験がある人は本番居弱い人です。
今日は本番に強くなる為のメンタルトレーニングを紹介したいと思います。

勉強以外でも、例えばスポーツでも本番に弱かったり、精神的に弱い人は居ます。
プロ野球選手でもイップスと呼ばれる症状に悩まされる選手が居ます。
例えば横浜からソフトバンクに移籍した内川選手。
彼はかつては内野手でしたが、今は外野手として活躍しています。
その昔、内野手だった時に1つのエラーがきっかけで、ボールが投げられなくなってしまい、
外野を守るようになったそうです。
昔、三浦貴といういいピッチャーがジャイアンツに居ました。
ある試合で相手の頭に死球を与えてしまい、また当ててしまうのではないかという恐怖感から
ピッチャーとしてやっていけなくなったそうです。
そして外野手に転向した後引退しました。
こういう一流の選手でも、技術ではなく精神面が重要になっているのです。

本番に弱い人、精神的に弱い人は、何か余計な事を考えてしまう特徴があります。
「失敗したらどうしよう」と考えてしまうあまり、体が固くなったり、頭が回らなくなったりします。
失敗しないようにという意識が強すぎるあまり、普段は気にしないような細かい事に目が行ってしまい、
かえって大切な事へ注意が行き届かなくなります。

本番に強くなるには、その逆の事をすればいいのです。
余計な事を考えない。失敗した時の事は考えない。細かい事は考えない。
たったそれだけでいいのです。

よく私がやるのはイメージトレーニングです。
余計な事を考えないようにするには、前日までに成功するイメージを頭に植え付けておく事が一番です。
駅伝の選手だった頃は、1位でタスキを受けた場合、2位でタスキを受けた場合、3位で・・・
というようにそれぞれでペース配分を決めて、コースを思い浮かべて走るイメージトレーニングを繰り返しました。
本番でもそのイメージ通りに走りました。
受験でも、難しい問題が出た時の事を想定して、時間配分を予め決めておきました。
何度も何度もイメージトレーニングを繰り返して本番を迎えていました。
イメージトレーニングをして事前に心の準備をしておく事で、
本番で余計な事を考えずにすみました。
余計な事を考えないようになって、本番にだんだんと強くなりました。

気持ち一つで実力は80%〜120%ぐらいまで変化します。
勉強にもメンタルトレーニングを取り入れて、是非本番に強い受験生になってもらいたいです。