AO入試の種類

最近AO入試と呼ばれる形式の入試が増えてきています。
AO入試は早い所だと7月、そして10月に一番多く行われます。
特徴として、
・学力以外の面を重視する。
・一般入試よりも早い時期に行われる
・合格したら必ず入学しなければならない
といった点が挙げられます。
 
入試形式は多岐にわたります。
面接のみであったり、書類を書かせたりと大学によって大きく変わってきます。
おおまかな種類分けをしてみました。
2011年3月調べです。変わっている可能性がありますので、実際に受験する際は必ず大学へ確認してください。
 
オープンキャンパス参加型
オープンキャンパスに参加してからAO入試に申し込んだり、授業に参加して成果で合否を決めるタイプです。
オープンキャンパスに参加した人だけが受験できたり、あるいは大学で授業を受けて、その日のうちにテストを受けて合否を判定します。
実施してる大学:京都造形大
 
一芸型
数学オリンピックに参加とか、スポーツで一定の成績を残したとか、特殊な資格を持っている人向けの入試です。
学業以外の部分で誇れる成績を残している人が受験します
実施している大学:慶応大学
 
作文型
与えられたテーマの作文をしたり、指定の書類(エントリーシート)を作るタイプの入試です。
実施している大学:同志社大学
 
面接型
面接により合否を判定するタイプの入試です。一般入試の面接よりも長い時間じっくり面接する傾向にあります。
実施している大学:はこだて未来大学
 
作文面接型
指定されたテーマの作文と面接により合否を判断するタイプの面接です。
実施している大学:専修大学
 
センター試験も課す型
基本的に面接を行う。さらに基礎学力を見る為にセンター試験の成績を使って総合的に判断。
センター試験ではなく、独自の学力テストを実施する場合もある。
実施している大学:広島大学 帝京大学 北海道大学
 
また最近は大学だけでなく、短大や専門学校でもAO入試を導入しているところもあるようです。
 
もし行きたい大学にAO入試があるのなら、是非挑戦する事をお勧めします。
なぜなら入試を受けられる回数には限りがあり、AO入試はそのチャンスを増やしてくれます。
 
そしてAO入試の形式をまとめていて気がついた事があります。
日本の会社の新卒採用試験に似ているという事です。
日本の企業の新卒採用はあまり学力を重視しません。その代わりにエントリーシートや800字程度の作文を書かせます。
そしてかならず面接を行います。
大学での成績や何か問題を解く力よりも、面接での印象の方が重視されます。
逆に言うと、学力だけで判断されているのは高校入試や大学入試だけであって、
学力のみによる入試は特殊ということが分かります。