目標は高く持とう

戦国大名毛利元就厳島神社に参拝したときの事です。
毛利元就は家来に聞きました
「お前らは何とお願いした?」
「それは元就様が中国地方の覇者になれますようにとお願いしました」
すると元就はこう言いました。
「バカ者、そんな願いだとせいぜい安芸(今の広島)一国の領主になるのが関の山だ。私は天下統一をお願いしたぞ」
毛利元就は目標は達成できないもの。だからこそ高い目標を持たないとダメだと考えていました。
だから中国地方の覇者にと願った家来を叱りつけ、天下統一と言う高い目標を掲げました。
そして結果的に中国地方を支配する大名へと成長したのです。
 
目標を高く持つ事は大切です。
高い目標を持って初めて現実的な目標が達成できます。
 
進路指導をする際にもこれを活用しています。
A大学、B大学、C大学があったとして入試の難易度はA>B>Cとします。
A大学が一番難しく、C大学が一番易しいということです。
もしB大学に行きたい生徒が居たとします。
その場合、私はA大学の受験を勧めます。
「A大学の方が設備いいし、いい先生いるし挑戦する価値はあるよ!」と言葉巧みに誘導します。
そしてA大学をチャレンジ校として受験させます。
同時に、B大学に入れるだけの学力は確実に付けさせます。
「A大学を目標にしているのだから、B大学の問題ぐらいは解けた方がいいよね?」と言葉巧みに勉強させます。
そしてB大学を志望校として受験させます。
C大学は滑り止めです。万が一に備えます。
 
このようにチャレンジ校を設定する事によって、本当の志望校であるB大学に入れる力を確実につけます。
もしC大学に行きたいと言う生徒が居ればB大学をチャレンジ校として受験させます。
 
目標は高く持ちましょう。
そしてその目標に向かってがんばって勉強してください。