本番は練習のつもりで

中学生のときの部活でよく言われた言葉です。
「本番は練習のつもりで、練習は本番のつもりで。
学校のグランドは1週200mで土だけど、西京極のトラックで練習しているつもりでやれ。」
 
いざ本番となったとき、人は余計な事を考えたり、緊張したりするものです。
だからこそ本番の時にリラックスする為に、練習のつもりという軽い気持ちで挑む事は大切だと思います。
逆に「練習だから」いい加減な練習をしていてはいけません。
普段の練習でやってる事が本番で出てしまいます。
だから練習では常に本番のつもりでやる必要があります。
 
たかが中学校の部活ですが、受験において役に立つノウハウはいっぱいあります。
普段の勉強する時は、常に今から試験が行われるつもりでするべきです。
計算ミスが無いかと行った見直し、時間を計る、丁寧な字で書く。
急に本番でやれと言われてもなかなか出来る事ではありません。
普段の練習から心がけておくと良いでしょう。
 
逆に普段の勉強のとき、いい加減にやってるとそれが試験で出ます。
いい加減な証明を書いていると試験で証明がかけなくなったり、
計算を省略したりしてると、本番の試験ではミスしたりします。
だから常に普段の勉強でも、きっちり最後まで答えを書く習慣が大切です。
 
他にも部活をやっていると目標を決めさせられます。
これも大切な事です。
なんとなく勉強して、センター試験の結果で受験校を決めるのではなく、
最初に目標を決めてそれから勉強をするのです。
部活だとこれが当たり前ですが、勉強だと目標を決めずになんとなくだらだらやってしまいがちです。
 
中高一貫校の生徒にはありがちですが、運動部に入らない人が多いと思います。
勉強以外の事からだって勉強の方法は体で学べます。
中学や高校で運動部に所属していた人は、部活を引退してから急激に成績が伸びる人がいます。
それは部活を通して、本番でも緊張しない方法や目標を立ててそれに向かって行く経験をしているからです。
逆に運動部に所属していない人は、本番に弱かったり、目標を立てる事をしないので成績が上がらなかったりします。
中高一貫校の弱点の一つだと考えています。
 
受験生の皆さん、もうすぐ国立の前期試験ですね。
本番は練習のつもりで。今まで勉強してきたものを出し切ってください。