英語教育と日本語輸出

今日の「夢の扉」(TBS系列日曜18時30分〜)のテーマは幼稚園での英語教育でした。
小学校から英語教育が必修化される事を受けて、小学校を巻き込んでの英語教育村をつくりたいとおっしゃってました。
 
日本人は英語が苦手だと思います。
それは文法の体系が全く違うという事や、はっきり言い切る英語と、曖昧な表現をする日本語の違いもあると思いますが
一番の原因は英語が無くたって別に不便じゃないからだと思います。
 
人は必要に迫られないと勉強しません。
受験が無ければ勉強しないし、会社に入らないとビジネスマナーを勉強しない。
今まで生きてきて英語が必要なかった人は、きっとこれから先も必要ないでしょう。
もし必要になればその時に勉強すれば良いだけの事です。
例えばフィリピンの公用語は英語です。フィリピンは島々で母語がかわってくるので
小学校の授業はすべて英語で行われます。だからフィリピンの子供は必死に英語を勉強します。
必要に迫られるからこそ勉強するのです。
 
英語が話せるだけの人なら14億人も居ます。
アメリカの幼稚園児ってすっごく上手に英語を話しますよ?
英語が話せるだけでなくて、英語を使って何を表現するかが大切だと思います。
英語教育が先行してしまって、肝心の英語を使って何をするかが全く議論されてない気がします。
日本の公用語を英語にでもしたいのでしょうか?
 
今、日本語を必死に勉強している海外の人が多いです。
彼らに聞くと日本のアニメやドラマを見る為だそうです。
インターネット上には現地語の字幕が付けられたアニメがありますが、
それだと翻訳されるのを待たなきゃいけない、だったら勉強しようと言う事らしいです。
海外のオタクは情熱があっていいですね。
 
英語教育をするなら、例えばフルハウスを吹き替えせずに放送するとか
セサミストリートを小学校の教材にするとか英語勉強すれば超楽しいぜーという方向に持って行きつつ、
英語を使って何をするのか、小、中、高、大学などで徹底的に議論することが大切だと思います。
もう一つ提案したいのが、日本語の輸出です。
もし日本語を世界の公用語にする事が出来たら、英語は大切という意見は無駄になります。
海外の人に日本語を勉強するような政策をとる。
アニメ、ドラマ、日本製品、食べ物など日本語を伴って輸出出来るものはたくさんあると思います。
英語が大切って議論ももちろんあっていいと思いますが、日本語を輸出しようって動きもあっていいと思います。