家庭教師というお仕事

ネットに超クールな“職業データベース”が出来つつある
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110126
 
に触発されました。今日は家庭教師という職業について書ける部分で書きたいと思います。
1、どうやったらなれるのか?
高校さえ出ていて、大学に入る力があればなれます。
学歴があるとたくさん仕事が入ってきますし、時給も高めになります。
大学生がアルバイトでやってる場合や、専業主婦が暇つぶしにやってる場合が多いです。
 
2、主な生徒は?
生徒の割合は 中学3年生が圧倒的に多いです。
高校生は少なめ。たまに中学受験生も居ます。
先生によって得意不得意があります。僕は高校数学を担当する事が多いです。
 
3、どうやって先生、生徒を見つけるの?
業者に仲介される場合がほとんどです。業者は当たり外れがあるので慎重になるべきです。
 
4、お給料はどれくらい?
僕が登録している業者は1600円/hでやっています。
ずっと固定です。他の業者だと上がっていく事もあります。
コンビニの2倍は貰えます。
 
5、先生って優秀なの?
いいえ。優秀じゃない人がほとんどです。ごく一握りに当たりがいます。
生徒は塾→塾がついていけない→個別指導塾→やっぱり成績が伸びない→じゃあ最後の望みの家庭教師
って場合が多いので優秀じゃなくてもやっていけます。
たまに優秀過ぎて家庭教師を頼む生徒がいますが、まれです。
 
家庭教師派遣業者は大きく分けて2種類あります。
中間搾取型と教材販売型です。
中間搾取型は、家庭から3000円もらって先生に1500円渡すタイプの業者です。
月謝が高めになりがちなのに、先生にはあまりお金がいきません。
だから家庭に気に入られた先生は、個人契約に移行する場合が多いです。
中間搾取されるのが嫌なので家庭は2500円を直接先生に渡す方式です。
 
教材販売型は何十万円もする教材をローンで販売して家庭教師を派遣するタイプです。
中間搾取型と違って月謝がそのまま先生にいきます。
その代わり教材がやけに高いですし、市販のものに比べて劣っている教材を買わされます。
よくトラブルになるのはこちらです。
 
業者選びは慎重になるべきですね。
 
また先生も大学生のアルバイトである事が多いです。
よく遅刻したり、指導力が無かったりする人もいるようです。
安かろう悪かろうです。
 
先生と家庭、先生と生徒との相性も大切になっています。
相手も人間ですので、キツい事を言われたら傷つきます。
人と人の仕事だと言う事は忘れないでください。
 
得意な教科がある人は是非家庭教師のバイトやってみてください。
1つ得意な教科があれば、どんどん依頼されます。
でも将来の職業にするのは収入が低過ぎて無理だと思います。
大学卒業後にプロでやっていける力がある人は、別の職業でも十分にやっていけます。