佐久総合病院看護専門学校の数学

長野県佐久市にある看護専門学校です。
http://www12.ocn.ne.jp/~sakukan/
JA長野厚生連の経営する病院に就職すれば、学費が要らないのも特徴です。
 
数学の出題範囲は数1だけです。大問4題で構成されています。
生物との選択で選べます。筆者は数学での受験を強くお勧めします。
出題傾向は2007年2008年2009年の入試を分析しました。
 
大問1は小問集合です。
計算すれば良いだけ、有理化すればいいだけ、グラフの頂点を求めれば良いだけ、角度を求めれば良いだけなど、簡単な問題が10題出題されます。
教科書の例題レベルの問題が多数出題されます。
受験勉強を始める段階でしっかりと基礎固めをして大問1は満点を目指しましょう。
 
大問2は2次関数から出題されます。
グラフの頂点を求めさせたり、絶対値のグラフを書いたり、最小値の値からグラフを求めたりします。
白チャートレベルの問題をちゃんと解いておけば難しくは無いと思います。
たとえば2007年には以下のような問題が出題されました。

 
(1)はaに2をbに−5を代入して因数分解をします。y=0となるようなxの値を求めるとxの値が2つ出てきます。
そのxの差を出してやれば良いです。
 
(2)はbに4を代入して判別式Dをが正となる範囲を求めます。
 
(3)はグラフに(1、1)と(−2、4)をそれぞれ代入してaとbの式を2つつくります。
その二つを連立してやればaとbの値が出てきます。
 
(4)はこのグラフは下に凸のグラフなので、x=1が頂点に来るようにしてやれば良いです。
 
大問3は平面図形から出ます。
中学校の平面の知識も必要となりますし三角比の知識も必要になります。
図形が苦手の人は中学校の復習からやってみると良いでしょう。相似はよく使います。
 
大問4は立体図形から出題されます。
球の公式や円柱の公式などを覚えておきましょう。
体積だけでなく表面積も覚えておく必要があります。
 
全体的に難易度は高くありませんが、計算量が多いと思います。
計算ミスが多い人や計算が速く無い人は特に頑張って計算練習に力を入れてください。
比較的遅い時期にも入試を行っています。
二期入試を受ける人はあなたと一緒で、どこかの学校を落ちてしまった人です。
自信を持って受験に挑みましょう。
 

チャート式 基礎と演習数学1+A 改訂版