計算力

数学の勉強において最も重視したいのはずばり計算力です。
数学が受験科目にあるんだけど、何を勉強すれば良いか分からないって人はまずは計算問題から始めるべきでしょう。

展開、因数分解、有理化、微分積分、三角方程式、指数対数など
計算力が問われる問題はたくさんあります。

では、なぜ計算練習から?

計算で重視したいのは、「速さ」と「正確さ」です。この両方が備わっている高校生はほとんど居ません。
だいたいの人は速いけどミスが多いか、正確だけど遅いです。
計算が速い人は得です。
問題を解くときの時間配分の半分は計算に使われます。
その計算が速ければ、1問を解く時間が短くなります。計算が2倍速くなれば、同じ時間で問題を解く量が2倍になります。
4月5月の段階で計算の練習をしておけば、12月にはそれが積み重なって成績が格段に上がります。

正確さは論じるまでもないでしょう。
学校にもよりますが、計算ミスによる間違いはおおよそ5割の点数を削られます。
考え方や解き方が合っていても半分しか点数はもらえません。
計算が速い人は、次は正確さを求めて計算練習をすべきでしょう。

計算力・・・速さと正確さを身につけるには繰り返し練習する事が効果的です。
傍用問題集(学校で買わされた教科書サイズの問題集)には計算問題がたくさん載っています。
まずはこれを使うのがいいです。
例えば「10問を5分で解く」と自分で目標設定をする事も効果的です。
達成出来なかったら、目標が厳しかったか、力が足りなかったのか検証しましょう。
検証する事で次につながり、計算力アップにつながります。