自分の言葉で書いた事は忘れない。

よくノートを取れと言われると思います。
でもノートって結局板書された事を丸写ししたり、
教科書に書いてある事を書き写したりして、後日読み返す事ってあんまりないと思います。

テスト前になると、急いでノートをまとめ直したりして、結局ノートまとめでテスト勉強が終わったりします。
まとめたノートは結局役に立たないままって事も多いかと思います。
そんな経験がある人はだんだんとノートを作らなくなってしまいます。

もしくはノートをきれいに書く人。
きれいに書く事にこだわりすぎて、教科書の内容を丸写ししただけって人も多いですね。

重要なのはきれいに書く事でも、まとめ直す事でもなくて、「自分の言葉」で書く事だと思います。

例えば和集合が教科書に
「集合Aと集合Bが与えられたとき、A,Bの少なくとも一方にある要素の集合」
と書かれていたとします。

これをそのまま写すのであれば、誰にでもできます。
また教科書に線を引くのも誰にでもできます。

だからここで一工夫が必要になります。
そう。「自分の言葉で書き直す」作業です。

自分の言葉で書き直す為には、まずは上の言葉を理解する必要があります。
その上で自分の言葉で書き直します。
この際に、図を使ったり例を挙げたりするのもいいですね。
ノートは読み返すのはどうせ自分だけなので、易しい言葉だったり、自分に分かりやすい言葉で書きます。
例えば
「集合Aの要素か、集合Bの要素を組み合わせた集合」 例 陸上部に入っているか野球部に入っている人

自分の言葉で書き直す作業は手間のように思えますが、
この作業をやっておく事で遥かに記憶に定着しやすくなります。
しかも手で書いているので記憶の定着にしやすさは抜群です。

教科書を書き写しているだけだと、頭を使わなくてもできます。ただの作業なのです。
しかし「自分の言葉で書き直す」には頭を使います。これは頭にとても良い刺激になります。

そして自分の言葉で書いているので、なかなか忘れませんし思い出しやすくなります。
受験勉強を始めるときとかに効果を実感しますが、
自分の言葉で書いた事は、ただ教科書を写しただけの時に比べて格段に思い出しやすくなります。

時間はかかるかもしれませんが、
時間をかけた分だけ確実に力になります。
ノートを書くときはできるだけ自分の言葉でまとめるようにしてみてください。